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2018.06.28

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一灸先生に聞いてみました vol.54 五月病 その2「養生が必要な時代」

女性のカラダ

五月病も身体からのSOSだったことがわかったのが前回までのお話。今回は、いつものようにセルフケアはもちろん、そもそもなぜ養生が必要なのか、という大切なことも一灸先生に聞いてみました。


肝と腎をしっかり補う
なんだか元気が出ない、やる気が起きない、だるい、頭やお腹が痛いなど、自分が五月病かも知れないと思ったら、せっかく身体からのSOSをキャッチ出来たのですから、まずはしっかり休息を取りましょう。もちろん、お灸も有効ですよ。
今回は2つご紹介します。
まずは、春に大忙しでダメージを受けた肝を補います。ツボは大敦(だいとん:足の親指の爪、内側の下角)です。大敦は頻繁に登場するツボですが、低い場所にあるので、ストレスによる頭痛など、肝の気が頭に登ってしまっている肝気上逆の状態に有効です。

次にエネルギーである精を司る腎を補います。ツボは湧泉(ゆうせん:足裏、足指全部を内側に曲げた時にできる、への字型のくぼみの中心)。

ベースの関元と三陰交も忘れずにお灸してください。関元は肝経のツボ、三陰交は肝・脾・腎の経絡が交わる重要なツボです。どちらも現代人には欠かせないツボなので、ベースのお灸は毎日、そう覚えて、実施してくださいね。

恵まれながら飢餓状態
五月病はこの数十年で登場した現代病です。日の出とともに起きて働き、日が沈むと眠っていた時代にはありませんでした。冷たいジュースやスナック菓子もありませんし、生活するためには必然的に身体を動かさなければいけなかったので、運動不足の人もいませんでした。また、戦時中、本当に食料のない中で生活をされた現在の高齢者が長寿なのは、当時食べていた、わずかばかりの野菜などの食料に、栄養素がしっかり含まれていたから、という話があります。当時と現在では土壌などの環境も違い、現在の我々の食事情は「飽食でありながら飢餓状態」。恵まれていながらも大切なものが不足している環境で我々は暮らしているということです。
もちろん、現代の我々には五月病がなかった時代と同じような生活は出来ません。でも、だからこそ養生が必要なのです。日常的に軽い運動をして、しっかり休息を取り、バランスの良い食事で栄養素を摂る。もっとも現代の食物は栄養素が豊富とは言えませんから、栄養補助食品も必要かも知れません。こうして養生して、それでも不調が現れたら、その時はセルフケアで早めに身体の弱った部分を補ってあげれば、リカバーも早く、心も身体も深刻な病気にはなりにくいのだと思います。


毎度おなじみの私事で恐縮ですが、最近全く集中出来ず、仕事も捗らなくて本当に困っていました。でも今日はこうして不思議なほどスラスラと記事を書くことが出来ています。そして記事を書きながら気がついのですが、実は、ここしばらく夕食を抜いたり、深夜食になったり、2時頃就寝するような夜更かし生活が続いていました。でも昨日は早い時間にお野菜をたっぷり食べて、23時には寝たんです。寝る前には、ちょっとサボっていたお灸もしました。その効果がこんなに早く出ているってこと!? かどうかはわかりませんが、養生は確かに大事な気がします! 次回もみなさんのお役に立てるようなことを一灸先生に聞いてみますのでお楽しみに。みなさんも、疑問・質問など一灸先生に聞いてみたいことがあれば、お気軽によつば通販公式Facebookまでメッセージをお送りください。

話 一灸先生(治療室一灸 院長 森川まこと)

文 金子未和

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一灸先生
治療室一灸 院長 森川まこと
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師、障害者スポーツ指導委員。鍼灸、マッサージのほか、操体術、ホメオパシーなどを用い、患者の状態や希望に合わせた治療を行う。地元はもとより遠方から通う患者さんも多く、「一灸先生」の愛称で親しまれている。