女性のカラダ

一灸先生に聞いてみました vol.01 〜東洋医学でセルフケア入門 その1〜私たちの“治し方”と東洋医学〜

2016.04.21

医食同源。私たちの身体は食べたもので出来ています。元気なものを食べて身体も心も満たされるー。シンプルですがとても大切なことです。だからこそ、よつば通販の「安心・安全・高品質なものをご提供したい」というコンセプトが生まれました。
私たち日本人にとって馴染み深い、医食同源という考え方。それと起源を同じくする東洋医学にもFUN LIFEのヒントがあるかも知れません。そこで、私たちにとって身近な東洋医学の現場である鍼灸院の先生に、FUN LIFEのためのいろんなことを聞いてみることにしました。

東洋医学はあなた自身を診るカスタム医療

頭痛や腰痛、下腹部の鈍痛、肌荒れなどの症状が現れたとき、常備薬でその症状を取り除き、「やれやれ、治った、治った」と安堵する、いつもの流れ。でもちょっと待って。症状は治まったとしても、その原因は本当に取り除けているのでしょうか。どうして、頭痛や腰痛は起こったのでしょうか。偏頭痛や腰痛持ちだから仕方ない? ではなぜ治ったはずの症状は繰り返し現れるのでしょうか。
体質改善などの観点から見直されて、いま、多くの女性の注目を集める東洋医学。東洋医学は、症状が現れた箇所ではなく、全体を診るという現代の西洋医学とは異なったアプローチで身体を癒す医療です。東洋医学はどんな医学で、私たちの身体にどのようなアプローチをしてくれるのか。まずはここから聞いてみましょう。

陰陽五行説という理論

いわゆる一般的な医療と言われる現代の西洋医学は、細分化されています。循環器なら循環器。婦人科系は婦人科系だけ。さらには臓器別など。もちろん、全体を診る西洋医学の先生もいますが、一般的には細分化が主流です。東洋医学では全体を診て初めて「証」を立てます。西洋医学での診察の結論が「病名」ならば、東洋医学の結論が「証」です。
「陰陽五行説」という言葉を知っていますか? 東洋医学では、季節から色、人間の生理、病理まですべてのものを「木・火・土・金・水」という五つの要素に当てはめた「陰陽五行説」という理論に基づいて考えられています。証を立てるために脈、腹診、舌、顔色、声、匂い、目の色などいろんな箇所を診ますが、これらも五行に当てはめられていて、どんな状態にも意味があるとされています。

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きれいに、素早く、で見逃すことも!?

例えば、口臭対策などで舌苔(ぜったい)をきれいに取り除いてしまう人がいますが、舌苔の色や出方にもすべて意味があるので、取り除かれると証を立てられません。
このように全体をくまなく診て証を立てた結果、極端に言えば、お腹の痛みの原因が実はつま先だった、背中の発疹が実は肝臓の不調から現れている、ということもあります。
頭痛が起きたら鎮痛剤を飲む。発疹が出たら軟膏を塗る。もちろん、辛い症状から解放され、素早く日常生活に戻れるこの方法を完全に否定することは出来ません。ただ、症状に蓋をするだけでは、根本的な解決ではないので繰り返すことが多いだけでなく、せっかく現れた身体の声を聞き逃してしまい、病気を放置してしまうことにもなりかねないのです。
当たり前だと思っていた“治すこと”が、別の角度から見ると身体に病気を閉じ込めていたかも知れない。東洋医学にはそんな驚きがあります。私たち日本人にとって身近なはずのこの医学では、女性の不調をどのように診るのでしょうか。次回は東洋医学で診る現代女性の不調について、一灸先生に聞いてみます。

話 一灸先生(治療室一灸 院長 森川まこと)
文 金子未和

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一灸先生
治療室一灸 院長 森川まこと
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師、障害者スポーツ指導委員。鍼灸、マッサージのほか、操体法、ホメオパシーなどを用い、患者の状態や希望に合わせた治療を行う。地元はもとより遠方から通う患者さんも多く、「一灸先生」の愛称で親しまれている。