女性のカラダ

女性のリズム < 月経編 >

2015.11.01

女性のリズムは、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つに分けることが出来ます。

月経期
とにかくだるかったり、眠かったりと、体の芯が抜けたようになりませんか?
生理痛も下腹部痛だけでなく、頭痛や腰痛など、さまざま。貧血気味、冷えやすい、顔色が悪いと感じることも多いようです。
これは、体温を上げる働きをするプロゲステロンの分泌がなくなることで、体温が下がり、血行が悪くなっているから。
体が頑張ってデトックスをしてくれている、と思い、体を温めて、無理をせずに自分をいたわることを優先しましょう。
無性に甘いものが欲しくなる!という女性が多いのも、この時期です。女性の体は、生理の前半、糖質をエネルギーとして多く消費するのだそうです。この時期なら甘いものを少々食べても、体が消費してくれるし、ストイックに控えれば、生理後の体重に嬉しい変化が…なんてお楽しみもあるかも?

卵胞期
生理の終わる頃からココロも体もどんどん軽やかになっていきます。
お肌の調子もいいし、体のラインをスッキリ感じられて、ショッピングに出かけたくなる女性も多いのでは?
この時期はエストロゲン、別名、卵胞ホルモンの分泌が活発になってきます。卵子の成長を促すエストロゲンは、皮膚や骨、脳の働きにも大きく関わる、女性らしさのホルモン。そのため、髪、お肌、ココロ、すべての調子が良く、女性の美しさが最大限に引き出されると言っても過言ではありません。ダイエットの効果が出やすいことから、「痩せ期」の異名もあるほどです。

排卵期
絶好調だったはずが、少しずついろんなことが億劫になったり、なんとなく不安になったり、と少しずつ心身ともに調子が下がって来るころ。卵子の成長を後押ししていたエストロゲンはその役目を終え、分泌量が下がっていきます。選手交代とばかりに登場し、プロゲステロンの分泌量が盛んになる時期なのです。プロゲステロンは妊娠を助けるホルモン。基礎体温が上がるのもこのタイミングです。
この時期に感じる下腹部の痛みの多くは排卵痛と言われるもの。月経前症候群(PMS)に悩まされるのもこの頃からです。

黄体期
体がむくむ、イライラする、便秘もしちゃうし、憂うつで何もしたくなくなる。そのくせ、ウソのような食欲で、あれもこれも食べてしまって、さらに自己嫌悪…。これはプロゲステロンの働きによる、女性としては自然な反応ですが、あまりに重くなって生活に支障を来してしまった状態こそが月経前症候群(PMS)なのです。妊娠を継続するために働くプロゲステロンは、別名、溜め込むホルモン。体温を高め、食欲を増進、水分を保持し、ふかふかの体で受精卵を守ろうと働くのです。ところが、その頑張りが女性のココロと体を不快にしてしまうこともあるのですから、皮肉なことです。
基礎体温では高温期ですが、体が冷えると感じるなら、プロゲステロンが水分を溜め込んでいるからかもしれません。体を温めることは、副交感神経を優位にし、イライラや便秘を和らげる効果もります。高温期だからと油断せず、体を冷やさないように心がけましょう。

 

グラフ

 

ホルモンバランスから見ても女性のリズムは神秘に満ちています。東洋医学では、女性機能は血流が司っていると考えられており、その不調を血液の滞り「瘀血」を原因とする「血の道症」と呼んでいます。「瘀血」の原因が冷えであれば、冷えをしっかり取り除く、食事が原因であれば、食生活を見直す。こうして「瘀血」を解消し、「血の道」を整えることで不調を取り除く。近年、欧米でも注目されている、東洋医学のこうした根本改善方法こそが、私たち日本人のDNAに深く根付いているかもしれません。