女性のカラダ

一灸先生に聞いてみました vol.46 股関節痛その2「Let’s お尻筋トレ」

2018.02.22

日本列島に大寒波襲来で、本当に寒い日が続いています。これだけ寒いと、身体を動かすどころか縮こまってしまって、歪むばかりか、冷えまで溜め込んでしまいそう。何とか奮起して(無理のない程度に)一歩外に出なければいけませんね。さて、股関節の痛みの原因がお尻の筋力不足だということがわかった前回。どのようなセルフケア方法があるのか、一灸先生に聞いてみました。


歩いたり下げたり上げたり
股関節の歪み防止には、大臀筋、中臀筋、小臀筋といったお尻周りの筋肉を鍛えることが必要です。まずは普段から、いつもより半歩広めの歩幅を意識して歩きましょう。上半身をしっかりねじりながら、おへそから足が出ているように意識して足を踏み出すと、自然と歩幅を広く取ることができますし、お尻周りの筋肉もしっかり使えます。いつもお話ししていますが、これはまさにポールウォーキングの歩き方に基本ですので、ぜひ試してほしいと思います。また、スクワットも良いですよ。以前おすすめしたハーフスクワットが効果的ですので、もう一度方法をお教えしますね。

基本的なスクワット(10回1セットで5セットを目標に、できる範囲から)
・ つま先と膝を同じ方向に向ける
・ 膝を曲げた時に膝がつま先より前に出ない
・ 1,2,3,4で膝を曲げ5で止め、6,7,8で戻る
・ 声を出してカウントを取る(呼吸を止めないために)
お尻を落として完全にしゃがみこむ必要はありません。中腰程度で良いので、呼吸を止めずにお尻周りをしっかり意識しながら挑戦してみてください。
また、横になって足を上げるサイドレッグレイズ、うつ伏せで足を上げるバックレッグレイズなどもお尻周りの筋肉を鍛えるのには効果的です。


サイドレッグレイズ


バックレッグレイズ(今回は上半身を上げる必要はありません。片足ずつ上げるなど、無理のない範囲で試してみてください)

臓腑との繋がりも忘れずに
すでに股関節に痛みを感じているという時は、その場所によって臓腑とも関係する場合があります。痛みを感じる場所と臓腑、お灸をするツボは以下の通りです。
股関節の前面は胃経…厲兌(れいだ:足の人差し指の爪、外側の下角)
股関節の内側は肝経…大敦(だいとん:足の親指の爪、内側の下角)
股関節の外側は胆経…竅陰(きょういん:足の薬指の爪、外側の下角)
股関節の後面は膀胱経…至陰(しいん:足の小指の爪、外側の下角)
それぞれ痛みを感じる場所によって、お灸を試してみてください。もちろん、ベースの関元と三陰交にも忘れずにお灸しましょう。
また、股関節を肩関節は繋がっていますから、肩関節を回すのも良いですよ。ゆっくり大きく回してほぐすことで、股関節もほぐれます。この時、激しく動かし過ぎて肩まで痛めないように気をつけてくださいね。


股関節のセルフケアのための筋トレは、当然ながらヒップアップにも良さそうなものばかり! さっそく試したいですね。今回のように一灸先生に聞いてみたいことがあったら、遠慮なくお気軽に公式facebookまでメッセージをお送りくださいね。メッセージお待ちしています! では、次回も一灸先生にいろいろ聞いてみますので、お楽しみに。

話 一灸先生(治療室一灸 院長 森川まこと)

文 金子未和

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一灸先生
治療室一灸 院長 森川まこと
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師、障害者スポーツ指導委員。鍼灸、マッサージのほか、操体術、ホメオパシーなどを用い、患者の状態や希望に合わせた治療を行う。地元はもとより遠方から通う患者さんも多く、「一灸先生」の愛称で親しまれている。